濡 れ 落 ち 葉 に 徹 し て

(カラマズーホームスティ所感)

   松 川 勝 昭

   妻がカ市へホームスティは長年の夢と言っていたが、4月にバリに行ってきたばかりなのにまさか冗談と思っていたら、本当に申し込んできたとのこと。
 カ市からのお客さんは2回受け入れている。昨年当家で受け入れたリーシャから再会を楽しみとのメッセージももらっているし、定年で毎日日曜日の私にとって2週間も自炊も困ったものと思い、この際濡れ落ち葉に徹してついて行くことした。
 訪問者の最初の顔合わせで、驚いたことが夫婦者が私たち一組だけ。カ市からは夫妻が多いのに。それと男性が少ないことだった。高校生は全員女子とは失望した
 何人かの外国人のホームスティを受け入れてきたが、初めてのアメリカ旅行で、ホームスティは初体験であり期待と緊張感がつづいた。35年余の交流を続けていながらカ市側の皆さんやホストファミリーが日本語を話さないのはどうしてだろう。真の文化交流とはいえない。私は拙い英語を駆使する為知恵熱がでて食欲が無くなってしまった。
 ホストファミリーは大学の教授で、日本の大学で1年間、アメリカ史の講義の経験があることから日本を良く理解した人で、日本人よりも伝統芸能にはくわしく日本のテレビ番組にも出ているくらいの歴史学者だった。丁度お邪魔した日が誕生日で私と同じ年で特段の親しみを感じた。家はアメリカを象徴するような電化、合理的生活は豊かさを知った。
 ホストファミリーはもとより、まとめてくれたカ市側協会の皆さんが実に親身になって計画をもとに行動し、会長自ら運転して案内してくれたこと、訪問先では必ず責任者が対応してくれたことにはとても感謝したい。。
 緑豊かな公園の中に町がある。すべてがゆったりと動いている。そんな町だった。
 一緒に行った皆さんから、とても良い報告があると思うので、次回からの交流に工夫したほうがよい点について述べたい。
  1. 交流を始めて35年の実績があるが、親善は成果を上げているが、もう一つの目的である、経済、文化の交流事業の具体的成果は何だったのか
  2. 都市提携趣旨の普及について、沼津市もカ市も記念品の展示施設は確認したが、沼津図書館の展示施設の近くに、カ市との都市提携趣旨のパンフは見当たらないし、カ市について調べようと思っても具体的な書籍が容易に見当らない。
  3. 都市訪問の人選について、沼津市はかなり幅広く市民が参加しているが、カ市からの来訪者は高校生が少ない、ファミリー単位、リピーターが多いように見受けられた。
  4. カ市の協会員の高齢化と面倒見てくれる人が同じ人であった。これでは負担が偏るではないかと恐縮した。
  5. 少額とはいえ市からの支援がある高校生については次世代の育成の趣旨から、男女半々にしたりカ市の高校生との交流会の開催も入れていただく。
  6. 市民訪問団について、特別の理由がないかぎり国際交流協会の活動の義務付けを条件とすればカラマズー部会の充実につながる。その代わり費用の一部負担も考慮する。
  7. 今回のスケジュールでは受入れ側が大変と思うが、高校生と市民訪問団とでは訪問先を分けてほしい。動物園とショッピングや大学と高校見学を短縮して、空いた3日間を例えば募集要項にあったような視察箇所を加える
    • フレンドシップビレッジ
    • エアーホースミュージアム
    • アーミッシュビレッヂ(個人では行った)
    • カ市の代表産物紹介と基幹産業工場の見学
    • カ市の誇る施策、施設及び問題点と改善対策
    • 低所得者の生活実態
    • 大規模農業の実態と課題
    • カ市の伝統文化、お祭などの紹介による文化交流
 訪問団員は日本に無い素晴らしい発見、体験をしてきたと思う。その人達がNICEのメンバーとなって活動、あるいは職場、地域活動に生かしてほしいと思った。